キックボクシングRISEの女子タイトル、RISEクイーンミニフライ級タイトル戦が行われ、寺山日葵(ひなた、18)が佐藤レイナ(19)を3-0の大差判定で下し、新女王となった。

身長で6センチ上回る寺山はリーチの利を生かし、1回からキックで攻め立てた。距離を詰めようとする佐藤を巧みにかわし、パンチ、キックともに手数で圧倒。最後まで主導権を握り続けた。2人はアマ時代に4度対戦しており、寺山が全勝。リベンジに燃える相手を冷静な試合運びで制した。

寺山は試合後「KO勝利できなかったですが、何とかベルトを巻くことができてうれしい。他の選手と比べて試合がそこまでじゃないし、ビジュアルもそこまでよくもないですし、プロの選手として特化したものはないですが、このベルトを最強にするようがんばっていきます」と謙虚に女王の抱負を語った。

11月8日にはRISE初の女子大会が後楽園ホールで開催される。寺山はそこで「一番尊敬している紅絹さんとチャンピオン対決がしたい」と、RISEアトム級女王紅絹との対戦を熱望した。