WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(25=ワタナベ)が、同級1位久田哲也(34=ハラダ)を3-0の判定で下し、2度目の防衛を果たした。

国内ジム所属選手で平成以降最も遅い46戦目の世界初挑戦だった久田は「僕の中では9割ぐらい」と引退を示唆した。王者を2回に右ストレートでぐらつかせるなど中盤まで互角の展開に持ち込んだが、ダウン以降は動きが落ちた。「やっぱり効いてたんですかね」。ただ、プロ16年の思いを出し切った戦いだったのは間違いない。「諦めんかったけど、勝ってみんなを感動させるんが夢やったから…」と悔し涙で声を詰まらせた。