日本ボクシングコミッション(JBC)は3日、昨年4月にボクサーライセンス無期限停止処分を受けた元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(24=白井・具志堅スポーツ)の処分を解除したと発表した。比嘉が所属ジムの具志堅用高会長(64)とともに都内のJBCを訪れて申し入れた先月27日、倫理委員会が開かれて解除することを確認した。処分から1年5カ月での解除となった。

比嘉は3度目の防衛戦となった18年4月の前日計量で、国内世界戦としては日本人初の体重超過を喫し、王座剥奪された。JBCからライセンス無期限停止処分を受けた際、1階級以上の転級、定期的なコンディション管理報告の義務づけなど解除条件を提示されていた。JBCによれば、比嘉からは半年前から週6日の練習を続け、次戦はバンタム級で試合することの報告があったという。復帰戦は年末に計画している。

17年5月に同王座を獲得した比嘉は昨年2月、2度目の防衛に成功し、日本記録に並ぶ15連続KO勝利を挙げていた。