格闘技イベント「RIZIN19」(12日、エディオンアリーナ大阪)の選手インタビューが10日、大阪市内のホテルであり、元レスリング世界女王でRIZIN4連勝中の山本美憂(45)が参加。浜崎朱加が持つRIZIN女子スーパーアトム級タイトル挑戦権をかけたハム・ソヒ(32=韓国)戦への意欲を語った。

「ソヒ選手は私よりランクが上で経験値もずばぬけている。今までで一番タフな試合になることは間違いないですけど、気合を入れてぶっ倒しにいきます」。

ソヒはMMA(総合格闘技)21勝8敗で世界レベルの実力者。打撃力に定評がある。レスリング出身の山本はグラップリングの優位を生かしたい。「相手が立ち技にたけているのはわかっていて、それを想定してやってきた。リングに上がれば1対1、目の前の相手を倒すだけ」と具体的な戦略の言及は避けた。

実弟の山本“KID”徳郁さんの死去から、9月18日で丸1年たった。「変わることなくトレーニング漬けの日々を送ってきました。少しでも彼に近づければいいかな、と思って頑張っていきます」。KIDさんの魂を胸に全力ファイトをするだけだ。