3階級王者のWBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(26=大橋)が5階級王者のWBA同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)に3-0の判定で勝利し、WBSS優勝を果たした。

試合後の公式会見には、米プロモート大手のトップランク社のトッド・デュボエフ社長ら幹部が出席し、井上と複数年契約を結んだことを発表した。「井上は特別な選手。これから米国の地で新たな機会に恵まれるだろう。米国、グローバルに今後の活躍をサポートしていければと思っている」とコメントした。注目される次戦については「チームとも話したが、ここから2試合は米国で計画し、(来年の)年末は日本の予定」と明かした。

同社との契約について井上は「このような契約を結べてうれしく思う。この契約がどういうものかと覚悟しながら、来年の戦いをまた1つ1つクリアしていきたい」と意気込みを語った。