総合格闘家でYoutuberとしても活躍する朝倉未来(27)がRIZIN20大会(31日、さいたまスーパーアリーナ)でのRIZINベラトール対抗戦ジョン・マカパ戦に向け、17日、都内の所属ジムで公開練習を行った。

今年は弟の朝倉海とともに話題をふりまき、大ブレーク。「おれ目当ての客が1番多いと思うので、日本の格闘技が盛り上がっているところを見せたろかな」と、堂々と予告した。

ベラトールを主戦場とするマカパとの対戦を「楽しみですね」としつつも、「試合の映像を見た感じ、負ける気はしないですね」。強いパンチを持つ相手だが、「あのパンチは僕には当てれない」と言い切り、「序盤は丁寧なんですけど、だんだん大振りになってくる。そこでカウンター合わせられるかな」とプランまで明かした。

今年から始めたYoutubeは、人気Youtuberシバターとのスペシャルマッチや“やってみた”企画で話題沸騰。12月現在、チャンネル登録者数は56万人超に及ぶ。あまりの人気ぶりに「来年は100万人登録目指して、Youtuberとしてがんばる。格闘技は夏と年末の年2回ぐらいでいいかな」と本業と副業の逆転プランまで思い描く。

動画発信に力を入れる理由を聞くと、「いやー、稼ぐためです」と笑った上で、真剣に語り始めた。「格闘技を広めてますよね、僕が。RIZINの存在をめちゃめちゃ僕が広めて、貢献できている。そういう風に1人1人の選手がやっていかないと盛り上がらない。ただ、試合に勝つだけじゃ」。動画制作メンバーを持ち、撮影もスムーズに行う体制が整っているため「全然、ユーチューブのせいで練習できていないとかはない」。新たな総合格闘家の形を示した19年を勝利で締め、「いい気持ちで年を越したい」と話した。