WWE女子タッグ王者カブキ・ウォリアーズの1人、カイリ・セインが試合出場しなかった。15日のPPV大会TLCでコンビを組むアスカとともに、ベッキー・リンチ、シャーロット・フレアー組との防衛戦に臨んで勝利したが、米メディアによると試合中に脳しんとうのような症状が出たため、この日の出場はドクターストップになったという。病状など詳しい状況は不明。

タッグを組むアスカはPPV大会から一夜明けたこの日、ディオナ・プラゾとシングル戦が組まれて出場。ゴング前に不意打ちのビックブーツで襲撃されると「やってやるぞ」とキック連打からヒップアタック2発で圧倒。さらに腕ひしぎ逆十字固めを狙われると、飛びつき式腕ひしぎ逆十字固めからのひざ十字固めで倍返しした。

フェイスバスターから顔面を蹴りつけられたアスカは「なめんじゃねえぞ!この野郎」と気合十分。顔面を蹴り返した後、必殺のアスカロックで捕まえてギブアップを奪った。きっちりとプラゾに完勝し、格の違いをみせつけた。

またバックステージでは、ロウ女子王者リンチがインタビューを受け「私にはアスカが必要だ。アスカは私が倒せなかった相手だと認めるよ。会社や王座のためではなく自分自身に証明するためにそれを変える必要がある」とメッセージを送った。セインの復帰時期次第では、カブキ・ウォリアーズに新たな展開が生まれそうな気配だ。