◆WBA世界ミドル級タイトルマッチ12回戦

WBA世界ミドル王者村田諒太(33=帝拳)がKO率8割を誇るホープの同級8位スティーブン・バトラー(23=カナダ)の挑戦を受け、5回TKO勝ちを収めた。

【村田の話】控え室で調子が良くて、倒せると空回りした。負けたら(アナウンサーの)木村さん泣くでしょ。だから一生懸命やったんですよ。(次戦に向けて)会長、リアルな試合をお願いします。トップ・オブ・トップに行きつきたい。(来年に向けて)東京五輪で花を添えるためにも頑張ります


村田諒太5回TKOバトラー

試合後、腫れた左目で会見を行う村田(撮影・狩俣裕三)
試合後、腫れた左目で会見を行う村田(撮影・狩俣裕三)

【5回】王者村田はプレッシャーを強めたまま。村田陣営は「力まないように」。王者村田がコーナーに追い詰め右連打。王者村田が再び強烈な右ストレート。バトラーの足が一瞬ひるむ。王者村田がさらに圧をかけ手を出していく。王者村田の左フックでバトラーがダウン!審判が試合を止め王者村田が初防衛!

5回、バトラーにKO勝ちし、両手を突きあげる村田(撮影・鈴木みどり)
5回、バトラーにKO勝ちし、両手を突きあげる村田(撮影・鈴木みどり)
5回、バトラー(下)からダウンを奪い、TKO勝ちした村田(撮影・鈴木みどり)
5回、バトラー(下)からダウンを奪い、TKO勝ちした村田(撮影・鈴木みどり)

【4回】王者村田が距離を詰めプレッシャーを強めてくる。バトラーが右ストレート。王者村田も負けじと返す。王者村田は接近戦に持ちこむ。王者村田がワン、ツー。バトラーは王者村田の打ち終わりを狙う。終盤に激しいパンチの交換。王者村田が右フック。王者村田はバトラーを逃がさない

4回、バトラー(左)に右ストレートを食らわす村田(撮影・狩俣裕三)
4回、バトラー(左)に右ストレートを食らわす村田(撮影・狩俣裕三)

【3回】王者村田は手数を増やしてきた。王者村田はコツコツと当てて右ストレートを狙う。王者村田が右アッパー。王者村田がコーナーに追い詰め連打。すかさず相手がクリンチ。王者村田がロープ際で右ストレート。終盤にも王者村田が圧をかけ連打。王者村田は上々の立ち上がり

3回、バトラー(左)をコーナーに追い込む村田(撮影・狩俣裕三)
3回、バトラー(左)をコーナーに追い込む村田(撮影・狩俣裕三)
3回、バトラーをリング際に追い込む村田(撮影・鈴木みどり)
3回、バトラーをリング際に追い込む村田(撮影・鈴木みどり)

【2回】この回もお互いに距離をつめる。王者村田が右ストレート。バトラーも左のカウンターを合わせる。村田陣営は「バトラーの右に警戒」と指示。バトラーの積極的な手数に王者村田は多少後手に。王者村田が終盤に圧をかけ左ジャブから右ストレート

2回、バトラー(左)に強烈な右フックを食らわす村田(撮影・狩俣裕三)
2回、バトラー(左)に強烈な右フックを食らわす村田(撮影・狩俣裕三)

【1回】王者村田いざ初防衛へ!お互いに前に出る。王者村田がいきなり右ストレート。王者村田は細かいパンチで組み立て。王者村田が右から左ボディー。バトラーも足を使わず細かいパンチ交換。王者村田は圧をかける

1回、パンチを放つ村田(撮影・横山健太)
1回、パンチを放つ村田(撮影・横山健太)

【入場】王者村田は厳しい表情でリングへ。KO率80%を誇る相手にどんな戦いをみせるか

大歓声を浴びながら入場する村田(撮影・鈴木みどり)
大歓声を浴びながら入場する村田(撮影・鈴木みどり)
後頭部へ「村田」と書き込んで、入場する村田(右)とタッチを交わそうと手を伸ばす観客(撮影・横山健太)
後頭部へ「村田」と書き込んで、入場する村田(右)とタッチを交わそうと手を伸ばす観客(撮影・横山健太)

◆IBF世界フライ級タイトルマッチ12回戦

元世界3階級制覇王者の八重樫東(36=大橋)は、IBF世界フライ級王者モルティ・ムザラネ(37=南ア)に挑戦し9回TKO負けを喫した。

【八重樫の話】久しぶりの世界戦で楽しかったし、やれることはやった。結果を出せなかったのは悔しい。自分の力のなさを受け止めて考えたい。


八重樫東9回TKO ムザラネ

ムザラネ(後方)に敗れ天を仰ぐ八重樫(撮影・横山健太)
ムザラネ(後方)に敗れ天を仰ぐ八重樫(撮影・横山健太)

【9回】ピンチを脱した八重樫。八重樫はセコンドの問いかけに「まだまだ」と闘志をみせる。八重樫は距離をとり再度組み立て。王者ムザラネのジャブが伸びてくる。八重樫の左目が腫れてきた。王者ムザラネの右。八重樫がコーナーに追い詰められる。王者の連打。八重樫は懸命に腕を振るも審判が試合を止める。八重樫は王座獲得ならず。

9回、レフェリーストップでムザラネ(左上)にTKO負けの八重樫(撮影・狩俣裕三)
9回、レフェリーストップでムザラネ(左上)にTKO負けの八重樫(撮影・狩俣裕三)
9回、レフェリーストップでムザラネ(右)にTKO負けする八重樫(撮影・鈴木みどり)
9回、レフェリーストップでムザラネ(右)にTKO負けする八重樫(撮影・鈴木みどり)

【8回】八重樫が前に出て手を出す。王者ムザラネの強烈左ボディー。王者ムザラネの連打に八重樫ふらつく。八重樫が防戦一方。王者ムザラネの手は止まらない。大橋会長はタオルを持ち立ち上がる。なかなか八重樫はクリンチできず。耐えるか八重樫。八重樫が闘志で耐えた

8回、ムザラネ(右)と打ち合う八重樫(撮影・鈴木みどり)
8回、ムザラネ(右)と打ち合う八重樫(撮影・鈴木みどり)
8回、ムザラネ(右)にボディを食らう八重樫(撮影・鈴木みどり)
8回、ムザラネ(右)にボディを食らう八重樫(撮影・鈴木みどり)

【7回】八重樫は足を止めて打ち合いに持っていく。お互いに頭がつく距離。八重樫は王者ムザラネのコンビネーションをもらうも八重樫は前に出る。王者ムザラネのガードはなお堅い。八重樫がワン、ツー。八重樫の手数は落ちない。


【6回】八重樫の顔が腫れてきた。八重樫は突進のごとく相手の懐へ。八重樫がボディーからアッパー。ガードの堅い王者ムザラネに手数で攻める。八重樫が低い姿勢から右ボディー。八重樫はひたすらボディー。王者ムザラネもコンビネーションで対応。八重樫が終盤にも右ボディー

6回、パンチを浴びる八重樫(撮影・横山健太)
6回、パンチを浴びる八重樫(撮影・横山健太)

【5回】この回も八重樫は打ち合う構え。八重樫が激闘スタイルにスイッチ。王者ムザラネの強烈ボディーもお構いなし。八重樫が強烈な連打。王者ムザラネの懐で勝負。王者ムザラネも長いリーチを駆使し腕を振る


【4回】八重樫は足で王者ムザラネのリーチを上手く外す。八重樫が強烈ボディー。王者ムザラネの足が止まる。八重樫はすかさず連打。王者ムザラネも負けじとパンチを返す。お互いに足を止めて激しい打ち合い。八重樫は足を使わなくなる。八重樫はひたすら距離を詰める

4回、ムザラネ(右)に左ボディーを打ち込む八重樫(撮影・狩俣裕三)
4回、ムザラネ(右)に左ボディーを打ち込む八重樫(撮影・狩俣裕三)

【3回】八重樫が良い距離感で手を出していく。八重樫が得意のコンビネーション。八重樫は足を使い王者ムザラネに連打を許さない。八重樫は前に出て細かいパンチ。八重樫のワンツー。王者ムザラネの左ジャブに八重樫も負けじと手を出す。王者がギアを上げてくる

3回、パンチを浴びる八重樫(撮影・横山健太)
3回、パンチを浴びる八重樫(撮影・横山健太)

【2回】八重樫は細かいジャブを出していく。八重樫の軽快なワンツー。王者ムザラネも距離を詰め圧力を出してくる。八重樫が踏み込んで右。八重樫は足を使い良いリズム感で手を出していく。八重樫は王者ムザラネのリーチの長い左ジャブは警戒していきたい。八重樫が右ボディー。八重樫はまずまずの立ち上がり

2回、ムザラネ(右)に左フックを食らわす八重樫(撮影・狩俣裕三)
2回、ムザラネ(右)に左フックを食らわす八重樫(撮影・狩俣裕三)

【1回】激闘王が再び王座に挑戦。まずはお互いに距離を測る。八重樫は足を使い手を出していく。八重樫の左。王者ムザラネも強固なガードで守備から組み立て。王者ムザラネの左に八重樫は一瞬ノーガードで誘うような構え。


【入場】

花道を通り、リングへ向かう八重樫(撮影・狩俣裕三)
花道を通り、リングへ向かう八重樫(撮影・狩俣裕三)

◆WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦

WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(27=BMB)が挑戦者の同級12位ランディ・ペタルコリン(フィリピン)に4回KO勝利を収め、7度目の防衛に成功した。

【拳四朗の話】結果的に倒せて良かった。統一戦は流れたが、来年ぐらいにできたらいい。防衛の回数とベルトを増やすのを目標に、より格好良くなりたい。


寺地拳四朗4回KOペダルコリン

防衛に成功し笑顔を見せる寺地(撮影・横山健太)
防衛に成功し笑顔を見せる寺地(撮影・横山健太)
4回、ペタルコリン(右)からダウンを奪いTKO勝ちする寺地(撮影・鈴木みどり)
4回、ペタルコリン(右)からダウンを奪いTKO勝ちする寺地(撮影・鈴木みどり)
4回、ペタルコリン(中央)にボディを放ちダウンを奪う寺地(撮影・鈴木みどり)
4回、ペタルコリン(中央)にボディを放ちダウンを奪う寺地(撮影・鈴木みどり)
リングに上がる前に、火打石でお清めをしてもらう寺地(右)(撮影・狩俣裕三)
リングに上がる前に、火打石でお清めをしてもらう寺地(右)(撮影・狩俣裕三)
花道を通り、リングへ向かう寺地(撮影・狩俣裕三)
花道を通り、リングへ向かう寺地(撮影・狩俣裕三)