中嶋一輝(26=大橋)が際どく優勝を飾った。強打では上回るも、堤聖也(24=角海老宝石)にかき回される。判定に持ち込まれると採点は1-0で引き分け。引き分けのジャッジ2人の優勢点は1-1で、中嶋が勝者扱いでの優勝となった。優勝賞金100万円に、アンバサダーの山中慎介氏からGOD’S LEFT賞として高級腕時計ロレックスが贈られた。

中嶋は8勝(7KO)、堤は5勝(4KO)と無敗の大卒経験者対決。中嶋は2試合連続1回KOで勝ち上がり。本来は1階級下の堤は1回戦シード、準決勝は相手がケガで棄権し、昨年4月以来の試合だった。中嶋優位と見られたが堤が健闘。中嶋は6回には右フックでまぶたをカットした。「ドローなんで悔しい。この悔しさをバネにしたい。まずは日本、東洋太平洋のベルトをとって、世界に近づきたい」と話した。