初代タイガーマスクこと佐山聡(62)が新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「マスク寄付運動」をスタートさせた。佐山を支援する「一般社団法人初代タイガーマスク後援会」が神奈川県社会福祉協議会へマスク1万枚を寄付し、10日横浜市内で感謝状贈呈式が行われた。

式には原因不明の病気で闘病中の佐山に代わり、リアルジャパンプロレスの新間寿会長(84)と後援会の大倉満理事長が出席。新間会長は、「タイガーの思いを込めて」と佐山から託されたと虎の覆面を被って臨んだ。寄付したマスクは既に福祉協議会を通して神奈川県内の児童養護施設などに配布されているという。タイガーマスク後援会では約数十万枚のマスクのストックがあり、佐山の意向により、今後もマスク不足で困っている場所へ寄付を続けていく予定だ。

また、新間氏は闘病中の佐山が快方に向かっていることも明かした。佐山は15年5月に心臓を手術。いったん復帰したものの、16年12月の試合を最後に長期欠場中。パーキンソン病の疑いで何度も検査を繰り返していた。新間氏は「いまは約10キロ減量し、室内で軽い運動を始めている。体調は戻りつつある」と説明した。