大橋ボクシングジムの大橋秀行会長(55)は26日、7月16日に東京・後楽園ホールで予定している興行(無観客)でPCR検査を実施すると明らかにした。

ボクシングでは、既に感染歴の有無を調べる抗体検査は行われているが、さらなる安全確保のため試合前日のPCR検査の早期導入を進めてきた。

検査を受けるのは、東洋太平洋フェザー級タイトルマッチを行う王者清水聡(34=大橋)、挑戦者の殿本恭平(24=勝輝)、日本スーパーライト級タイトルマッチを行う王者井上浩樹(28=大橋)、挑戦者の永田大士(30=三迫)の出場4選手とチーフセコンドで、試合前日に実施される。

すでにボクシングの興行が再開されている米国やメキシコなどでは抗体検査ではなくPCR検査が義務づけられており、日本も国際基準に合わせた形だ。

大橋会長は「選手が不安なく戦えることが1番だし、コロナ後の最初のタイトルマッチで、日本のボクシングがきちんとした対策を取っていることを国内外に伝えることも重要」と話した。c