ボクシングWBO世界フライ級3位中谷潤人(22=M.T)が最後の関門をクリアした。6日の東京・後楽園ホールでの世界初挑戦へ向け、5日に都内で前日計量に臨んだ。

中谷は50・7キロ、同級1位ジーメル・マグラモ(26=フィリピン)は50・6キロと、いずれも50・8キロのリミット以下でパスした。

オフィシャルは全員が日本ボクシングコミッション役員で構成されることも発表された。スーパーバイザーが安河内剛、レフェリーが池原信遂、ジャッジはビニー・マーチン、野田昌宏、村瀬正一となった。

3日のWBA世界ライトフライ級王座戦は、スーパー王者京口紘人(ワタナベ)が前日計量後に新型コロナウイルス陽性が判明し中止となった。この一戦も新型コロナ感染拡大で4、8月と2度延期の末に行われ、今年国内で初の男子世界戦となる。

20戦全勝(15KO)で国内一番のホープが、2年ぶりの新王者誕生を狙う。