石川修司(45)、諏訪魔(44)組が、岩本煌史(30)、ジェイク・リー(31)組を破り、2勝目を挙げた。

序盤、諏訪魔が反則まがいの技を連発し、和田レフェリーを敵に回してしまった。暴言を浴びせ続けると、和田レフェリーから「お前が一番悪いんだよ」と応戦された。場外にいる諏訪魔は追い掛けられ“口撃”を受け、最後には「負けろ」と吐き捨てるように言われる場面も。その間、石川が痛めつけられ、流れをつかめなかった。中盤以降は連係プレーを駆使し、リーを押さえながら、岩本に集中攻撃を浴びせ、最後はラストライドで沈めた。

余力を残したまま敗れたリーは試合後に諏訪魔に殴り込みをかけて“延長戦”。勝利したが、後味の悪い結果になった。諏訪魔は「ジェイク(リー)は何やってんだあいつは。もっと最初から来いよ。だらしないな。腹立つな。できねえやつはぶっつぶしてやるよ」と最後まで怒りが収まらない様子だった。

一方で負けたリーは「いや~。ペース配分を考えずに最初からいけば良かったよ。相手を挑発しなくても、突っかかっていけば、あの人(諏訪魔)は暴走するから。お客さんもそれが見たいだろ。諏訪魔っていう選手を暴走させるためにやっていく」。タッグ戦ではあるが、2人の因縁の戦いは今後も続いていきそうだ。