21年1月に日本王座挑戦を控えるボクシング日本スーパーバンタム級1位古橋岳也(33=川崎新田)に絶好調J1クラブから強力援軍を得た。川崎新田ジムは2日、同じホームタウンで今季、史上最速で3度目のJ1優勝を飾った川崎フロンターレのマスコット、ふろん太が王座戦に向けて応援団長に就任すると発表。21年1月22日、東京・後楽園ホールで、同級王者久我勇作(30=ワタナベ)に挑戦する古橋はオンラインで会見し「3度目のタイトル挑戦。過去2回は逃しているので『三度目の正直』で取りたい。自分もフロンターレに続いて王者になります」と決意を表明した。

川崎Fが優勝を決めた暫定2位G大阪とのホーム戦にもスタジアムに応援に行ったという古橋は「2位クラブを5-0と大差をつけてホームでバチッと優勝を決めてくれた。自分の中でも自信があり、さらにフロンターレという大きなクラブがついてくれて、より一層、王者になる可能性が高まった。間違いなく王者になる」と自信たっぷりの笑み。古橋とともに会見に同席したふろん太は「川崎の仲間。古橋選手の応援に来ました。いつも応援してくれてありがとう。今後は僕たちが応援するよ」とバックアップを約束した。

所属ジムの新田渉世会長は「2010年頃からフロンターレさんとはいろいろな活動を一緒に取り込んでいる。川崎生まれ、川崎育ち、川崎ジム所属として初の王者が期待されており、(ふろん太が)応援団長を引き受けてくれた」と感謝していた。