WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(28=BMB)が2日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)を訪れ、謝罪した。寺地は7月、知人と会食後に泥酔状態で都内のマンション敷地に不法侵入し、他人の車を破損させた。週刊誌の報道を受けて事実関係を認めた上で、先月末にマスコミ各社に「謝罪文」を送付。この日、19日に大阪で予定されていた同級1位・久田哲也(36=ハラダ)との8度目防衛戦の中止が正式に発表された。

今後はJBCの倫理委員会で処分の有無などが協議される。寺地は「JBCの判断を待ちます。被害者の方に申し訳ない気持ちでいっぱい」。被害者とは示談が成立も、父で所属ジムの寺地永会長は「厳しい判断が下される可能性も覚悟している」とした。JBCの安河内剛事務局長は「寺地選手は相当に反省している様子で、自分がやったことの責任を痛感しているのがうかがえた」と語った。