同級1位谷口将隆(26=ワタナベ)が新王者となった。同級3位佐宗緋月(25=T&T)と日本王座を懸けて拳を交え、10回37秒、TKO勝ちした。

1回に左ボディーストレートでダウンを奪った。前半終了時の公開採点ではフルマークのリード。終盤の10回はワンツーからの4連打したところで、レフェリーストップが入るTKO撃破となった。

WBOアジア・パシフィック同級王座に続き、2つ目のタイトルを獲得した谷口は「精神的な重さがずっしりきます。これでチャンピオンになったと言える。コロナ禍で対戦を受けてくれた佐宗選手や陣営には感謝しています」と日本ベルトを手に安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

所属ジムの盟友で、現WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(28)にセコンド入りしてもらった。先月に新型コロナウイルス感染で世界戦前日に試合中止となっていたジムメートのサポートに対し、「大変な時期にセコンドに入ってくれてありがとう」とお礼の言葉をかけた。

最終的な目標は世界王座への再挑戦、そして王座獲得となるものの「日本王座を取ったのはデカい。今は挑戦者を迎えたい。日本一の称号が欲しかったのでうれしい」と日本王座の連続防衛を視野に入れていた。