K-1の山本直樹(30)が、元K-1ファイターの兄優弥氏(36)の全面バックアップを受け、元王者撃破を狙う。

13日にK-1 WORLD GP両国大会(日刊スポーツ新聞社後援)で元フェザー級王者村越優汰(26)とのスーパーフェザー級3分3回延長1回で対戦する。

4日には千葉・優弥道場で練習を公開。兄とのミット打ちを披露した山本は「今回、格上の村越選手と対戦させていただくということで、モチベーションも上がってます。上がり過ぎて、ケガだけはしないようにしっかり仕上げたい」と決意を示した。

サウスポーとなる村越対策は兄と練っているという。09年K-1 WORLD MAX3位の実績を持つ優弥氏の橋渡しで、卜部功也やK-1を引退した久保優太といった左構えのトップ級選手のもとへ出げい古。山本は「自分の頭にない技術がたくさんあって、すごく勉強になった」と強調。多くの収穫があったようだ。

元王者を撃破すれば、さらに上にステップできることは間違いない。「ベルトを巻くことを目指してやっているし、しっかりいい結果を残して次につなげたい」と来年以降の王座挑戦を見据えながら村越戦への準備を進めている。優弥氏は「勝負なので、勝敗はわからないですけれど、直樹は本当に人間性もいいし、実力もあるし、これから人気が出てくる人間。いろんな人が応援してくれる人間だと思う」と大きな期待を寄せていた。