K-1ライト級王者林健太(26)が初防衛に失敗した。

「ムエタイ大魔神」と呼ばれる最強挑戦者ゴンナパー・ウィラサクレック(28=タイ)を迎撃したが、左足から繰り出されるロー、ミドル、ハイの多彩なキック、強烈な左ストレートに手を焼いた。自らも前蹴りでけん制しながら左フック、右ストレートをヒットさせる接戦を展開したが、惜しくも0-2の判定負けとなった。

右目などを腫らして会見場に出てきた林は「相手のパンチと蹴りが強かった。途中で目が2重に見えて距離感がつかめなくなった。やってきた半分しか出せず、元王者になってしまった」と王座陥落に表情を曇らせた。