全試合終了後に、シードリングの高橋奈七永(42)と世志琥(27)が乱入し、来年の対戦を熱望した。

ゴッテス・オブ・スターダム選手権試合を終え、選手たちがリング上に集まり、ファンの前であいさつをしようとした時に2人がリングに登場し、場内からは拍手が沸き起こった。

高橋は「初代ワールド・オブ・スターダムの高橋奈七永です。偵察に来ました」と話し、世志琥は「うちらと試合できる骨のあるやついないのかよ」と仕掛けた。さらに岩谷をにらみ付け「女子プロレスのアイコン(岩谷の愛称)だったら、うちとシングルでタイマン張れよ」と挑発した。

立ち上げからずっと団体を支えてきた岩谷は「自分は10年間ここを守ってきた。このリングに上がるのは簡単じゃないんだよ」と反撃。渡辺、飯田、キッドらが次々とマイクを取り、応戦した。会場は異様な空気となったが、世志琥は「うちらは逃げも隠れもしない。本物の女子プロレスを見せてやる」と言い残して会場を後にした。

大会終了後取材に応じたロッシー小川エグゼクティブプロデューサーは「最後に爆弾が来たが、スターダムらしい終わり方。(脱退した2人は)よくリングに戻ってきたなと。これも歴史。選手たちはやりたがっているし、迅速にやっていきたい」と話した。