GHCジュニア・ヘビー級タッグ選手権は第42代王者小川良成(54)、HAYATA(33)組が、覇王(35)、仁王(39)組に勝利し、2度目の防衛に成功した。

勝利宣言していた金剛の2人を沈め、ベルトを守った。HAYATAは4日の後楽園大会で覇王、仁王に敗れた後に対戦を要求された。「100均レスラー」と侮辱する余裕を見せていたが、10日も再び敗れて屈辱を味わった。それでも昨年5月にも王者に輝き、2度防衛しているだけに、コンビネーションは抜群だった。序盤から覇王の左腕を集中攻撃。中盤以降、痛めた腕を押さえながらの相手に終始優位に試合を進めた。最後は相手が得意だと豪語していた丸め込み合戦を制し、HAYATAが3カウントを奪った。

終了後、ファンに勝利報告を行うはずだった2人だが、鈴木鼓太郎、日高郁人の襲撃に遭い小川はリング上であおむけに倒れた。マイクを取った鼓太郎から「小川、寝たままよく聞いておけ。次は俺と日高で行く。場所はもちろん武道館(2月12日)だよ」と対戦を要求された。これにはHAYATAが「次はお前らだよ」と話すのがやっと。防衛したにもかかわらず、2人ともノーコメントで会場を後にした。