ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が「失敗」との向き合い方を明かした。自らのサポート企業となる人材紹介サービス「ワークポート」の特設サイトでの「後悔しない人生を生きる方法」の2回目インタビューが1日、動画などで更新。第2章の「目標達成するための心の持ち方」の1つとして自らの失敗からの脱却について言及した。

もともとプラス思考で自らの弱みついて考えたり、感じたりすることがないとした上で「僕自身、もし失敗したとしても『失敗だ』とは捉えません。失敗して落ち込んでいる暇があったら練習しようって話で。基本的にポジティブな考えなんでしょうね」とキッパリ。井上流の独自思考を説明した上で「性格的にハッピー野郎なんじゃないですか」とジョークも飛ばした。

またボクシング人生最大の目標は、世界主要4団体統一や世界4階級制覇といった実績ではなく、現役引退時期の35歳まで走り切ることに設定。井上は「実績やタイトルを取ることは、あくまでの35歳までのゴールの通過点でしかないと思っているんです。もしバンタム級での4団体タイトル獲得を目標として掲げた場合、達成したら少なからず燃え尽きが出てきてしまいます。それだけにタイトルに対する目標をあえて持たないようにしています」との考え方を語っていた。

◇モンスター井上尚弥流「後悔しない人生を生きる方法」のワークポート公式ユーチューブチャンネルはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=IMrAD3Gmo4Y&feature=emb_logo&fbclid=IwAR1oZUsNpVICLEWNh6cIj2lyOGaEwVJP6ZCbrj_pnSOh4zMdq5ILHPXtb84