6日の東京ドームシティ大会後、姿を消していたジェイ・ホワイト(28)が、突然現れ、参戦要求した。

第3試合の6人タッグマッチ終了後、私服姿でリングに上がり、勝利した石井智宏(45)に襲いかかると、馬乗りで殴打し、ブレードランナーでKO。「イシイ、俺の狙いはお前だ。(昨年の)G1クライマックスでつぶしておけば良かった。今度こそ息の根を止めてやる」と新たなターゲットに指名した。

1月5日東京ドーム大会のIWGPヘビー級・インターコンチネンタル2冠戦で飯伏に敗れて自信喪失。試合後は「なぜ俺はここにいるんだ」と話すなど情緒不安定になっていた。翌6日石井に3カウントを奪われ、リングから姿を消した。「本音を言うと、これ以上ないチャンスをものにできず、もう終わったと思っていた」。新日本の公式ウェブサイトからも名前が消え、行方が心配されていたが、約1カ月ぶりに姿を見せ「俺は目覚めた。何も間違っていなかった」と前に進み始めた。

充電期間を経て、すぐにでも戦う準備はできている。「至急、明日(2日)の試合カードを変更しろ」と会社に要求した。「俺は戻ってきたぞ。まだ俺の時代は終わっていない。神にだってなれる」。完全復活を遂げたホワイトが、再びリングで暴れ始める。