日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会は5日、新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、東日本地区の試合時のPCR検査は前日に戻すことを決めた。東京・大田区内の牧田総合病院での検査が可能となったため。

これまではJBC事務局内で職員が実施していた。陽性選手が出た場合に、保健所や興行への対応に手間取るため、2日前に繰り上げていた。検査後はホテル隔離のため、宿泊費1泊分の負担軽減にもなる。

また、検査後のチーフセコンドも選手と同様にホテル隔離することも決めた。自主隔離としていたが、違反や認識不足の行動が見られたため。

平日興行の試合開始時間の繰り上げは、原則午後5時半を限度とすることとした。緊急事態宣言中の興行は午後8時終了をメドとし、開始を早めて対応していた。早い時間帯は医師、試合役員の手配がつかないため。試合数やラウンド数が限られることになる。