WBO世界スーパーフライ級7位の田中恒成(25=畑中)が沖縄から再起への道をスタートさせていた。昨年大みそかに世界最速16戦目での4階級制覇を狙って同級王者井岡一翔(31=Ambition)に挑んだが、8回TKO負けで初黒星を喫した。

試合後に「完敗です。こんなに差があったのかとびっくりしました」とコメント。再び4階級制覇挑戦へ土台から作り直すべく先週、父の斉トレーナーらと沖縄で1週間、走り込み合宿を行った。ジムの畑中清詞会長によると、ジムワークも再開しており、基礎練習を繰り返しているという。

ただ、新型コロナウイルス感染症の影響で、再起戦のスケジュールが組めない。畑中会長は「(興行は)組めないねえ。まだ会場も押さえていない」。コロナ禍で先行きは見えないが、じっくり一から鍛え直している。