WWEで「ファイナル・ボス」と呼ばれる里村明衣子(41=センダイガールズ)が初挑戦のNXT UK女子王座を獲得できなかった。19年8月から約1年7カ月もベルトを保持する王者ケイ・リー・レイ(28=英国)に挑んだが、王者得意のゴリーボムに沈んだ。

関節技のかけ合いからスタート。ビンタ、ドロップキックを受けた里村は延髄斬りからリング中央でSTFで絞めあげた。ゴードバスターからの関節技、胸板へのサッカーボールキック連打を浴びると、コーナーに追い詰めてミドルキック連打で反撃。さらにエプロンから場外へのDDTと大技を受けるとエプロンでのデスバレーボムでお返し。バックドロップ、胸板へのサッカーボールキックなどで追い打ちした。

しかし得意のスコーピオライジングは足を捕まれて決めきれなかった。スーパーキックを食らうと負けじとオーバーヘッドキックで応戦したが、最後は王者得意のゴリーボムを浴び、フォール負けを喫した。試合後、レイから握手を求められると里村も強く握り返し、両者ともに頭を下げて抱き合っていた。

NXT UK参戦2試合目で巡ってきたベルト奪取のチャンスをものにできなかったものの、里村は自らのSNSで「立ち止まることはない。みなさん、ありがとうございました。間違いなく、ここで私のミッションを果たします!!」と投稿し、気持ちを切り替えていた。