3月3日の日本武道館大会でワンダー・オブ・スターダム選手権&髪切りマッチに敗れたジュリア(27)が、髪を切った姿でリングに上がった。

「デビュー戦の時のように緊張した」と帽子にサングラスでゆっくりと登場。これまでは黒の鮮やかな衣装を身にまとっていたが「あまりにもイメージが違う」と私服のミリタリーパンツを着用。リング上で帽子を取ると大きな拍手が沸き起こった。

再スタートの思いを込めて第1試合を直訴。髪を切ったからといっても、プロレスに関しては「今までのジュリアと変わらない」。対戦したゴキゲンです☆にはヘッドロックをされた際に「(髪が)ないでーす」と罵倒されたが、わずか3分であっさり勝利。集まったファンに向け「いろんなものがなくなったけど、これから再起していくところを見ていてください」とメッセージを送った。

細身ながら、クールで力強いイメージのジュリアでも「すごく恥ずかしいし、悔しい。ハゲ跡も見つかったし、惨めだった」と悲しい胸の内を吐露。それでも周りの選手からは「似合っているし、かっこいい」との声もあった。ジュリア自身も朝控室に入った時は「男の人が入ってきたと思って驚かれた」と話すなど、前向きな一面も。さらに「お風呂から上がって髪を乾かすのにドライヤーが要らないので楽」と笑顔を見せた。

「またメインに立ってベルトを巻いた姿を見せたい」。力強く王者奪還を誓った。【松熊洋介】