元WBA、WBC世界ミニマム級王者で大橋ボクシングジム会長の大橋秀行氏が8日、56歳の誕生日を迎えた。

元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナー(38)ら同ジムの選手たちから次々とプレゼントや祝福の言葉を受け取り、照れ笑いを浮かべた。21年も月2回のペースでフェニックスバトル興行(日刊スポーツ新聞社後援)を続ける予定で「(新型)コロナウイルスを倒したい」と強調しつつ「完全には無理だろうから、共存共栄も考えたい」と気を引き締めた。

また11日に東京・後楽園ホールでボクシングデビューを控える元K-1スーパーバンタム級王者武居由樹(24=大橋)に期待を寄せ「彼にはスター性がある。勝負はもちろん、人を引きつけるスター性が大事。タイミングなどもあるが、2年以内には世界王者になれる資質を持っている」とキッパリ。さらにWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)の21年初戦について「6月あたりを考えている」と明かした。井上はIBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)との指名試合が濃厚となっている。