7日に行われたプロレスリング・ノア横浜武道館大会で、6度目の防衛に成功したGHCナショナル王者拳王(36)が8日、都内で一夜明け会見に臨んだ。

2月12日のV5達成以後、挑戦表明を受けたケンドー・カシンから何度も襲撃を受けていたが、試合では無難に退け「クセの強い相手を倒すことができ、またこのベルトの価値を上げることができてうれしく思う」と喜びを語った。

次期挑戦者には「強さの象徴」だという藤田和之(50)を指名。「いい試合、おもしろい試合ではダメ。勝って強さを見せつける」と力強く語った。これまで桜庭、船木ら並み居る強豪を倒してきたが、50代前後の選手が多く「老人ホーム化している」と懸念する。2月15日には58歳武藤が加入。「喜んでいるやつらが多いと思うが、オッサンが入って未来が見えるのか。10年経ったらつぶれてしまうぞ」。プロレスラー=最強を唱え、ノアを業界一の団体にすることを夢見る拳王は「オジサン」レスラーたちを倒し、さらなる高みを目指す。