RIZIN女子スーパーアトム級の浅倉カンナ(23=パラエストラ松戸)が下馬評を覆すリベンジ達成と王座奪取を狙う覚悟を示した。

21日、愛知・日本ガイシホールで開催されるRIZIN27大会で、同級王者浜崎朱加(38=AACC)に挑戦する。9日にはオンラインで練習を報道陣に公開。「今回は厳しいのではないかとの声もある。全員、見ておけよ、と。下馬評を覆す? はい、そうですね」と胸に秘めた自信を示した。

18年大みそかに同級王座を懸けて浜崎と対戦し、一本負けを喫した。その後、フィジカルトレも積極的にこなし「2年半ぐらい前に比べ、すべてにおいてレベルアップしていると思う。いろんな意見があるが、すべてを覆してベルトを巻きたいと思います」とキッパリ口にした。

現在、4連勝中と好調をキープし、心身ともに充実している。浜崎が王者の風格を示して余裕にも見える発言を続けていることにも「余裕がある人よりも、怖いと思っている人の方が練習すると思う。2年半で強くならない人はいない。自信を持って戦いたい」と笑顔もみせた。

RIZINの21年第1弾興行でメインイベントとして組まれたカード。日本女子格闘技の面白さを伝える役目も担っている。「そこの責任感も前よりも感じるようになった。メインに女子を選んでいただき、男子もすごいけど、女子もこれだけできるところみせたい。浜崎さん相手なので、女子格闘技のトップレベルの試合がみせられれば」と自覚を示した。その上で「リベンジしたらベルトがついてくる。やってきたことは間違っていないし、ここまで悔いなく練習できているので、あと調整して挑めれば100%になる」と静かに闘志を燃やしていた。