30選手によるトーナメント「ニュージャパンカップ」の決勝が行われ、ウィル・オスプレイ(27)が鷹木信悟(38)を破り、初優勝を果たした。

4月4日両国大会で、新設されたIWGP世界ヘビー級のベルトをかけ、飯伏に挑戦する。

終盤、鷹木にパンピングボンバーを浴び、フラフラになりながらも、何とか立ち上がり、必殺技のストームブレイカーをさく裂させ、3カウントを奪った。勝利後は「宣言通りになっただろ」と喜びを爆発。さらにリング上に現れた飯伏に「お前をつぶしてベルトを取る」と言い切った。

オスプレイは、IWGPヘビー級と同インターコンチネタルの2冠統一を実現した飯伏の考えには「周りからは批判の声しかない」と感じながらも、自らは賛成の意志を示した。「IWGP世界ヘビー級のベルトを巻くのは俺の宿命」。ところがその後、飯伏を挑発した恋人のプレストリーにオスカッターを浴びせまさかの仲間割れ。女子プロレス・スターダムで戦いながら、オスプレイの試合にはセコンドとして助けてきた最愛のパートナーをあっさり切り捨てた。「付き合って5年、同棲もしている。でも、もうどうでもいい。ベルト以外は意味がない」と語った。

「俺は世界一愛する人にもあんなこと(オスカッター)ができる。4月4日、運命に導かれ、この俺が世界ヘビー級王座に君臨する」。彼女よりもベルトに価値を見出したオスプレイ。固い決心で戴冠を狙う。