スーパーライト級ホープ李健太(25=帝拳)がプロ4連勝を飾った。日本同級18位石脇麻生(21=寝屋川石田)との同級8回戦に臨み、3-0の判定勝ちを収めた。約1年4カ月ぶりのリングで、攻める石脇を右ジャブ、右フックからの左ボディーストレートなどで攻め込み、初メインを勝利で締めくくった。

李は「(初の対日本人戦で)試合前はすごい燃えていて、ちょっと興奮が収まらない状態だった。(初メインで)歴代の山中慎介さん、浜田(剛史)代表らがこういう場を踏んで世界に行かれている。そういう意味では緊張しました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

李はアマ時代に高校6冠、日本記録の62連勝をマークし、19年2月にプロデビューした李は身長180センチの長身サウスポー。アマ仕込みのテクニックには提供がある。19年11月の前回試合(リボ・クンディマン戦)では2回、3回と偶然のバッティングで流血して負傷引き分け以来の試合だった。李は「今日は、まったくと言って全然、成長していない部分ある。伸びしろもあるので人一倍、いや何十倍練習してベルトを巻きたい」と決意を口にした。