K-1スーパー・フェザー級王者・武尊(29)が27日、タイトル戦前日の計量、会見を行い、状態の良さを見せた。

28日に日本武道館で開催の日刊スポーツ新聞社後援「ケイズフェスタ4」Day2で、Krush同級王者レオナ・ペタス(28)の挑戦を受ける。リミットの60キロでパスすると、会見ではKO勝ちを誓った。

昨年11月3日に福岡国際センターで予定のタイトル戦が、武尊の練習中左拳骨折で、1月24日の東京・代々木第1体育館に延期。さらにコロナ禍での緊急事態宣言で、1月も見送りとなっていた。

経験したことのない調整を余儀なくされた武尊だったが、「2度の延期でファンをお待たせした。お互い最高に仕上げてきたので、最高の試合をする」と、この猶予期間をプラスに捉えた。そして、「メインは自分じゃないと締められない。レオナ選手が勝つという下馬評もあるので、気合入りまくっている」と続けた。

さらに、この試合後のことについての質問には「目の前のことしか考えていない」としながらも、「その後のことは勝った後に見えてくると思う。これからの格闘技界を変えるのは自分だと思うので、この試合に全神経を集中して勝つ」と改めて気合を入れた。

挑戦するレオナもリミットの60キロでパス。計量後と会見後のツーショットでは前を向かず、175センチの長身で、ずっと横から168センチの武尊を見おろした。AbemaTVの武尊の映像に対してのもので、「上から見くだしていたので」と対抗心をあらわにした。「今は僕の方が強いと思っている」とタイトル奪取に自信満々だった。