日本プロボクシング協会と東日本ボクシング協会は19日、RK蒲田ジムの柳光和博会長(48)への3カ月ライセンス停止処分に対して、日本ボクシングコミッション(JBC)に抗議文を提出した。

3月の前日計量時にJBC職員を怒鳴りつけ、どう喝したとして処分されていた。協会は制裁手続きが違法で、処分内容は重すぎ、処分の即日取り消しと本人への謝罪を要請した。

協会はJBC規定に調査期日の定め、意見陳述機会の付与がなく、期日の14日前の通知なく、意見陳述の機会が与えられていないと、制裁手続きが違法と主張している。

また、調査した事実関係では、スタッフとのやりとりは激高し怒鳴りつけたものではなく、どう喝したものでもないと否定。協会の健康管理委員長としてJBCを補助する際に、スタッフによる心情を考慮しないと言わざるを得ない発言により誘発され、制裁処分の内容は比例原則に反し、著しく重く、違法としている。

協会は要請に応じない場合はJBCへの協力活動、支払いなどを停止し、受け入れられない場合は違法性を徹底的に争うと強い姿勢を示している。