Sareeeのリングネームで活躍し、WWE入りしたサレイ(25)が鮮やかな白星デビューを飾ったゾーイ・スタークとのシングル戦で豪快な裏投げで沈め、フォール勝ちを収めた。

会場入り時からNXTウィリアム・リーガルGMとともに出迎え、対戦を熱望してきたスタークとの試合をサレイは了承。ゴングが鳴るとフォールの奪い合いからドロップキックやロープ際でのダブルストンプでペースを握った。

さらにドロップキック2連打からフィッシャーマンズ・スープレックスも成功。スープレックスやランニング・ニーを浴びた後も勢いが止まらず、スピニング・ヒールキック、フォアアームから得意技の裏投げで倒し、3カウントを奪ってみせた。

体格差を克服し、NXTでの初陣を飾ったサレイはインタビューで「すごく楽しかったです。これが世界一のリングなんだなと思いました。私は女子プロレス、プロレスが大好きなので世界一のこのWWEの団体で目いっぱいプロレスができることを本当に感謝して、幸せだと本当に思うのでしっかりとこのチャンスを無駄にせずにストロングスタイル、日本背負ってしっかりと世界に刻みたいと思います」と感激の表情を浮かべた。

今後の目標にも触れ「NXT女子王者になることです。最初からチャンピオンベルトしか見ていません。女子ストロングスタイル、サレイ! イチバン!」と王座奪取を掲げた。

またSNSでも「今日は忘れられない日になった。真のスーパースターになるために努力を尽くすつもりだ。ここに来るまでサポートしてくれた皆さんありがとう」と英語で感謝を投稿。WWEパフォーマンスセンターで選手指導にも携わる「HBK」ショーン・マイケルズは、SNSで「なんてデビューなんだ!サレイ、スタークの2人には脱帽した」と絶賛した。

試合後、サレイはスタークと抱擁し、健闘をたたえ合った。声援を届けるファンに対し、リング上であいさつしていると、場外でスタークがトニー・ストームに襲撃された。あわててサレイが場外へ移動。ストームを見張りながら倒れ込んだスタークを介抱していた。