WBC世界ライトフライ級王座の8度目の防衛に成功した寺地拳四朗(29=BMB)が25日、京都のBMBジムからオンラインで一夜明け会見に臨んだ。寺地は24日、エディオンアリーナ大阪で挑戦者の同級1位久田哲也(36=ハラダ)を判定で下した。

19年12月末以来、約1年4カ月ぶりの実戦だった。フルラウンドの激闘を制した寺地は「久しぶりだったんで、疲れがドッときました。筋肉痛もある。ここも腫れてるし」と左目下を示した。2回にダウンを奪うが、その後はベテランの久田の粘りに苦しめられた。久々の影響もあった。「ボクシングの試合は判断が難しいとあらためて思いました。ここでまとめにいくのか、控えるのか。結果勝ったからよかったが、こうすればよかったというのはあります」。

昨年、泥酔騒動で3カ月のライセンス停止などの処分を受けた。その重圧もあり、試合後は珍しく泣きじゃくった。知人から、その姿に対する反応もあったという。「あまり見せなかった(姿な)んで。つられた(もらい泣きした)とか、いただきました。ちょっと恥ずかしいですけど」と照れ笑いを浮かべた。

今後は、新型コロナウイルス感染拡大防止の緊急事態宣言発出中の状況もあり、練習の再開も含めて未定だが、年内にあと2試合を希望。「(防衛回数)10いきたいですね。きりよく」。前夜は久々に実家に戻り「久しぶりに猫に会ったんで、なでて癒やされました」。しばしの休息をへて、元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏の防衛記録13回更新へ、真っすぐに突き進む。【実藤健一】