アジア史上初のUFC王者となった女子ストロー級王者ジャン・ウェイリー(31=中国)が衝撃の78秒殺で敗れ、王座陥落した。

同級タイトルマッチ5分5回で、元王者ローズ・ナマユナス(28=米国)の挑戦を受け、1回1分18秒、左ハイキックでKO負けを喫した。ナマユナスの左ハイをガードが外れた右側頭部に浴び、崩れるように倒れ込んでしまった。

コロナ禍の影響で昨年3月以来とった防衛戦に敗れたウェイリーは「すぐにカムバックできると思っています。まだ言葉で気持ちがまとめられない。意識はありました。(試合を)止められたのが早かったと思います」と悔しい表情。試合後も不完全燃焼の表情を浮かべた。

一方、王座返り咲きに成功したナマユナスは「やりました! 信じることをやめず、ずっとやってきました。私がベストです。ハイキックが決まりました。ずっと個人的にもいろいろ言われることもありましたが、続けることが大事。世界中の人にそれを伝えたい」と感極まっていた。