WWEグランドスラム達成者で「イエス男」の異名を持つダニエル・ブライアン(39)のスマックダウン追放が決まった。「負けたらスマックダウン追放」の条件がついたWWEユニバーサル王座戦に挑み、王者ローマン・レインズ(35)のギロチン(前方首絞め)で失神負けを喫した。

王者から提示された条件を承諾し、負けられない戦いとなったブライアンは序盤からドロップキック、イエスキックで主導権を握ろうとした。レインズによるカウンターのクローズライン(ラリアット)やセカンドロープからのパワーボムで反撃された。さらにレインズのスピアーを回避し、防護壁誤爆を誘うと、ダイビング・ヘッドバットやランニング・ニーなどでマットに倒した後、再びイエスロックでレインズを絞めあげたが、ギブアップを奪えずに回避された。決定打なく徐々に劣勢となると、パワーボム2発からのギロチンで失神に追い込まれ、無念のレフェリーストップ負けとなった。

試合後、倒れ込んだブライアンは防衛成功したレインズからパイプいす攻撃されようとすると、セザーロが救出。場外でレインズに強烈なアッパーカットを放ったが、レインズのいとこで相棒となるジェイ・ウーソに襲われ、ロープに張り付けにされた。セザーロの救援むなしく、ブライアンは顔面にパイプいす攻撃を受けていた。

ブライアンは今年に入ってエリミネーション・チェンバー、ファストレーン、レッスルマニアのPPV3大会、そして、このスマックダウン大会と4連続で王座挑戦したが、4戦全敗でスマックダウンから去ることになった。