WBO世界ライトフライ級タイトルマッチで2階級制覇を目指したが果たせなかった同級11位の高山勝成(37=寝屋川石田)が10日、帰国した。

米国テキサス州で同級王者エルウィン・ソト(24=メキシコ)に挑み、9回TKO負け。ただダメージも見られない中での不可解なレフェリーストップは、世界レベルで議論となっている。

高山は関係者を通じ、「試合結果は残念でしたが、私の試合および終了後のシャドーボクシングを見てファンになった、サインがほしいと現地の方がたくさん声をかけていただいたことはうれしく思っています。この大舞台の経験を次につなげます」。12日に38歳の誕生日を迎えるが、現役続行に意欲を示した。

指導する中出トレーナーは「レフェリーのストップには意図を感じました。高山の体は何の問題もなく、逆転できる確信を持ち始めていた時だったので残念です」とレフェリーへの不満を隠さなかった。