NXT UKの「ファイナルボス」里村明衣子(41=センダイガールズ)がNXT UK女子王者ケイ・リー・レイ(28)へのリベンジ魂を燃やした。

急きょサプライズで代役出場した次期挑戦者決定ガントレット戦で勝利した後、リングに上がってきた王者レイとにらみ合った。今年1月からNXT UKとコーチ兼任で契約を結んだ里村は3月にはレイに初挑戦。激闘の末にケイのゴリーボムを浴びて敗退している。

敬意を表され、先に一礼を受けた里村は礼で返した直後だった。顔面に入るスーパーキックを浴びてダウン。「私がここの王者だ。誰も変えることはできない」と悪態をつかれた。もちろん里村も黙っていられない。「ケイはやり過ぎだ。私は許さない。ガントレット戦を制した。ケイ・リー・レイに再挑戦します」とSNSで報告。現在も最長王座保持記録を伸ばし続ける王者レイへのリベンジを誓った。

メインイベントで開催されたガントレット戦は里村の独壇場だった。負傷欠場のザイヤ・ブルックサイド(22)の代理としてサプライズで4番目に登場。エミリア・マッケンジー(20)、ダニ・ルナ(22)に連勝したアイラ・ドーン(27)と対戦し、DDTや側転式ニー・ドロップをたたき込んだ。最後は腕ひしぎ逆十字固めから丸め込んで3カウントを奪った。

最後に登場した5番目のジニーとの最終戦では、介入する敵セコンドのジョセフ・コナーズを蹴散らした上でデスバレーボムで投げてからのスコーピオライジングでジニー頭部にかかとを落とし、フォール勝ち。次期挑戦権を獲得し、絶対王者ケイとの2度目の王座戦を決めていた。