元2階級世界王者の亀田和毅(29=3150ファイトクラブ)が、世界再挑戦への自信をのぞかせた。

約1年10カ月ぶりの試合で、21戦9勝(1KO)10敗2分けだった三宅寛典(32=ビッグアーム)と対戦。5回にはダウンを喫したが、パンチは右を使わない意識で圧倒した。3-0(78-73、78-73、79-73)の判定で勝利し「スタミナは何も切れていない」と自信を見せた。

19年7月、WBC世界スーパーバンタム級王座統一戦でバルガス(メキシコ)に敗戦。世界再挑戦に向けて歩みだし「(自信は)ありますね。全然ありますね」と力を込める。兄の興毅会長はスーパーバンタム級を基本線としつつ「チャンスがあればフェザー級も選択肢。いろいろな可能性を探る。海外から選手を呼ぶのも(コロナ禍で)難しい。その時々、という感じです。(フェザー級で世界王座をとり)兄弟2人が3階級(制覇)もすごいこと」と見通しを示した。

加えて同会長は「年内に世界タイトルマッチ。ホップ、ステップ、ジャンプですね」とキッパリ。次の興行を夏に予定しており、弟をバックアップしていく。【松本航】