元世界5階級王者のノニト・ドネア(38=フィリピン)が、無敗王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)に4回1分52秒、TKO勝ちし、王座返り咲きを果たした。戦績を41勝(27KO)6敗とし、同級では史上最年長王者になった。試合後、19年11月に判定負けしているWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者、井上尚弥(28=大橋)へのリベンジマッチを希望した。

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ドネアのKO勝利に井上は試合直後、自身のSNSに「ドネア強ぇ!!!」とコメントをつづった。試合前にはファン予想に対して「割れるねぇ。。俺はウバーリの僅差判定勝ち。ただドネアの一発にも期待」とコメントしていた。試合数時間後には「ドネアの勝利こそがモチベーション!!」と更新。6月19日の米ラスベガスでのダスマリナス(28=フィリピン)との防衛戦の士気がさらに高まったようだった。