K-1スーパー・ライト級の林健太(26)が31日、1年足らずでの同級制覇を宣言した。

前ライト級王者から転向して迎えた前日のK-1横浜武道館大会(日刊スポーツ新聞社後援)での再起戦を、逆転KO勝利で飾った。この日の一夜明け会見では、笑顔で2つ目のベルトに照準を合わせた。

前日はヴィトー・トファネリ(35=ブラジル)から先に2度のダウンを奪われながらも、2回に3度のダウンを奪い返し、2分35秒にKO勝ちした。「2回目のダウンは効いて、めちゃやばいと思ったが、セコンドの声に助けられた」。

昨年12月の両国大会でゴンナパー・ウィラサクレック(タイ)に敗れ、ライト級王座を陥落した。しかし、今回の再起戦勝利では、相手トファネリも認めるパワーを見せた。その攻撃力で2階級制覇を目指す林だが、課題はディフェンス。尊敬する現同級王者・山崎秀晃(34)の名前を挙げ、「ヒデさんのパワーは半端ない。僕のディフェンスはヒデさんに対しては、まだ脆い。もっと強化して、1年とは言わず、早くベルトまで行きたい」と気を引き締めていた。