プロレスリング・ノアは1日、都内で会見を開き、無観客で行われる27日の大会でグレート・ムタが出場することを発表した。対戦相手は未定で、ノアのリングに上がるのは、昨年5月のTVマッチ以来、約1年ぶりとなる。

ムタの代理人として登場した武藤敬司(58)は「ムタは魔界で若干、鬱(うつ)気味で会見に来られない。最近本が出版されたので、そのアピールのために出てきたと言っていた」と参戦理由を明かした。ムタはライバルである武藤がGHCヘビー級王者に輝くなど、活躍している姿にジェラシーを感じているようで、武藤は「昨年から海外の試合もキャンセルになってストレスもたまっているようだ」と代弁した。

対戦相手に関して武藤は「聞いたら、雑音が入って聞き取れなかった。毒霧を吹いたら、きれいに染まりそうな奴じゃないですかね」と予想。鬱(うつ)で体調が心配されたが「常に同じルーティンでやっているので、武藤のコンディションがよければ、ムタもいいんだと思う」と語った。

無観客に対しても「お客がいないということで、思う存分毒霧がふけるんじゃないかと。何かあっても相手の選手とスタッフぐらいなので」と派手なパフォーマンスを示唆した。