K-1前フェザー級王者の江川優生(23)が7月17日、K-1九州大会(福岡国際センター)でスーパー・フェザー級に転向、大岩龍矢(29)と対戦する。主催のK-1実行委員会が2日、都内で発表した。

現王者椿原龍矢(22)に3月21日、フェザー級のベルトを奪われた。延長で1-2の判定とはいえ、昨年9月22日のK-1大阪大会のノンタイトル戦に続く屈辱の連敗。これまでの57・5キロから60キロリミットに階級を上げ、再始動する。

江川は「元々スパーリングは階級上の相手としかやっていないので問題なし」とパワーの処理には自信あり。タフで鳴らす大岩を「おとこ気あふれるファイトが好き」と評価しながらも、「江川優生というファイトスタイルを貫いて、やっぱり江川はこうだと思わせたい」と、持ち前の攻撃力で粉砕する構えを見せた。

対する大岩は「江川選手はめちゃくちゃ強い」とその強さを認める一方「僕は弱点を知っています。江川選手は“龍矢”という名前に弱いんです」と、江川が2連敗を喫した椿原龍矢を引き合いに出しけん制。「龍矢からの3連敗は選手としてもきついと思うので、メンタルから崩す」と早くも駆け引きを見せた上で「スーパー・フェザー級は甘くないぞ」と、自らの階級への進出は易々とさせないと自信を見せた。

なお、このK-1九州大会では、クルーザー級のK-Jee(30)-愛鷹亮(31)、ライト級の卜部功也(30)-大沢文也(29)、スーパー・ウエルター級の和島大海(26)-アビラル・ヒマラヤン・チーター(21=ネパール)などの対戦も決まった。