19日(日本時間20日)に米ラスベガスで世界戦を控えるボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が10日(日本時間11日)、現地でメディカルチェックに臨んだ。

同地のヴァージン・ホテルズでIBF同級1位マイケル・ダスマリナスとの防衛戦(WBA5度目、IBF3度目)を控え、午前から病院で眼科と血液検査に足を運んだ。

午後にはトレーナー陣と一緒にPCR検査を受け、全員の陰性が確認された。自らのSNSで「PCR検査は皆陰性でした。第一関門突破!!」と報告した。病院ではボクシングファンという看護師にサイン入りTシャツをプレゼントするシーンもあった。

また検査終了後、当初は米プロモート大手トップランク社の専用ジムで練習する予定だったが、井上本人の希望で急きょ中止となった。前夜に時差ボケの影響で寝られなかったことが理由で、ホテルに戻って仮眠を優先した。その後、体調を整えてからホテルのジムで軽く汗を流したという。