6月13日のRIZIN28大会(東京ドーム)で初代ライト級王者に輝いたホベルト・サトシ・ソウザ(31)と、同大会メインイベントで勝利したクレベル・コイケ(31)が30日、磐田市役所で草地博昭市長(40)を表敬訪問し、同市長に得意技・三角絞めのレクチャーなどを行った。

2人はブラジル出身で、ともに磐田市に在住。同市内のブラジリアン柔術ジム「ボンサイ(盆栽)柔術」に所属する。この日、草地市長の前でチャンピオンベルトを巻いたソウザは「試合前は緊張したが、タイトルを取れてすごく幸せ。これで人生が大きく変わると感じた」と振り返った。

コイケは、14歳だった2003年(平15)に出稼ぎのため来日。磐田市内の工場などで働きながら、腕を磨いてきた。次戦は、フェザー級のタイトル戦となる予定。「自分を信じて努力を続ければ夢はかなうと、多くの人に示したい」と抱負を語った。【河合萌彦】