前NXT女子王者紫雷イオ(31)がゾーイ・スタークと組み、NXT女子タッグ王座挑戦権を獲得した。現NXT女子王者ラケル・ゴンザレス、ダコタ・カイ組、元タッグ王者エンバー・ムーン、ショッツィ・ブラックハート組と3WAY形式の挑戦者決定戦に臨み、紫雷が豪快な月面水爆でカイを沈め、8日配信のNXTザ・グレート・アメリカン・バッシュ(NXT GAB)での王座挑戦を決めた。

ムーンと“共闘”したドロップキックをゴンザレスに放った紫雷は、ゴンザレスのダブル・クローズライン(ラリアット)で反撃を受けた。すると場外への月面水爆でゴンザレス、カイ組を蹴散した。タッグを組むスタークも場外へのクロスボディーで対戦相手4人全員を圧倒。6人入り乱れた大技の攻防が続くと、スタークがムーンのエクリプスで倒れこんだものの、紫雷が強烈な掌底からの豪快な月面水爆でカイから3カウントを奪ってみせた。

晴れてNXT女子タッグ王座挑戦権を獲得した紫雷、スターク組は試合後、バックステージで同王者キャンディス・レラエ、インディ・ハートウェルとにらみ合った。レラエから「イオは負け惜しみを言うことになるわよ」と挑発されると、紫雷は「お前は私を倒したことがない。次週、私たちは王者になるんだよ」と火花を散らした。さらに「私が勝ってまたチャンピオンになって皆を楽しませるからな! 楽しみにしておけよ」とNXT女子タッグベルトの獲得に照準を合わせた。また自らのツイッターでも「イェーイ! 勝ったぞ! 私たちが勝利した。いざ、NXT GABへ」と英語で意気込みを示した。