ボクシング元WBC世界バンタム級暫定王者井上拓真(25=大橋)が1階級上げ、WBOアジア・パシフィック王座に挑戦する。

11月11日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル大会(日刊スポーツ新聞社後援)で元東洋太平洋スーパーバンタム級王者和気慎吾(33=FLARE山上)とのWBOアジア・パシフィック同級王座決定戦に臨むと15日、発表された。

WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者の兄尚弥よりも先に1階級上げた弟拓真はWBOアジア・パシフィック同級1位、和気は同級3位となる。

今年1月、東洋太平洋バンタム級王者栗原慶太に9回負傷判定勝利を収めて以来のリングとなる井上は18年秋、和気とスパーリングしている間柄。自らのSNSで「熱い試合をお見せするんで応援よろしくお願いします」などと意欲をつづった。

所属ジムの大橋秀行会長は「バンタム級での対戦相手がいなかったこともあり、今回はスーパーバンタム級になった。今後はバンタム級と2階級でやっていく方針」と説明していた。