人気女子キックボクサーでKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者のぱんちゃん璃奈(27=STRUGGLE)がプロ11戦目で王者対決に臨む。18日、東京・後楽園ホールで開催されるKNOCK OUT2021 vol3大会で、現ミネルヴァ・ライトフライ級王者sasori(テツジム/PRIMA GOLD)とKNOCK OUT-BLACK(ひじなし)女子48・4キロ契約体重3分3回で対戦する。17日は都内で前日計量に臨み、ともに48・3キロで一発クリアした。

真価を問われる1戦となるぱんちゃんは「明日は楽しみにしていたので、ついに来たという感じです。打たれ強い選手だと思うので心が折れるぐらい痛めつけられたらと思います」と目を輝かせながら、強い意気込みを示した。約10カ月前から対戦を希望していた他団体王者だけに「楽しみということで緊張している。相手のことは考えていない。今は自分のパフォーマンスに集中したい。明日は私だけが輝く舞台になるように頑張ります。キラキラぱんちゃんを見てもらえればと思います」と強い決意を口にした。

映画「女囚さそり」シリーズの主演・梶芽衣子をほうふつさせる黒い帽子とコートをまとった対戦相手のsasoriからは、独特の表現でKO予告された。同席した所属ジムの藤田飛竜支部長に耳打ち。代弁する形で「明日はバーっといって、ガンガンとやって、ドキューンと倒したいと思います」「『わー、今のダウンは悪魔的だ~』と思わせる一撃を食らわせて倒したいと思います」「いつも通り、地獄の風車戦法でボコボコにしたいと思います」などと挑発を受けた。

さらに「(ぱんちゃんは)足が長っ! 手が長っ!」と“ほめ殺し”まで追加されたが、ぱんちゃんは冷静そのもの。「それが自分の取りえだと思っているので、ありがとうございます。私はダウンを取られることは絶対にない、ダウンは取られない。個の力は強いですが、巻き込まれず(sasoriを)絶不調・中畑清にしたい」と応戦していた。