WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(29=BMB)が19日、V9戦のPRで地元の京都を行脚した。9月10日に京都市体育館で同級1位矢吹正道(28=緑)の挑戦を受ける。

寺地はこの日、京都府庁から京都市役所、そして京都商工会議所と回った。「地元で試合ができるありがたさを感じています」。京都府城陽市出身の王者が「地元で世界戦をやるのは初めて」と意気込む。すでにスパーリングも「バッチバチにやってます」。

テーマは前回世界戦から言い続けている“距離感”という。「距離感が大事。そこをいかに安定させるかだと思っている」。そのために走り込み中心のキャンプなどは行わず、「ボクシングの方が大事でしょう」と実戦練習に重きをおく。

V9をクリアすれば、陣営の計画では年内にもう1試合。寺地は「2桁、10回防衛は何とかいきたい」と意気込んだ。